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2008年09月30日

ブイーユ娘

毎朝職場で朝食をとっている。
食べるものは決まって「ブイーユ」と「ヨボドコ」。
ブイーユはトウモロコシが原料で、見た目は「おかゆ」。
ほんのりと甘くておいしい。
ヨボドコは小麦粉をねって揚げたようなもの。
「ガトー(菓子、ケーキ)」と呼ばれているくらいのなので、これもほんのりと甘くておいしい。

いつもこれらをおばちゃんが売りに来るのだが、小学生くらいの娘も毎日手伝いをしている。


昨日、食べ終わった食器を片づけた娘が、お母さんの目を盗んで寄ってきた。
娘「明日、誕生日だからお金ちょうだい!」
自分「おめでとう。でもお金ちょうだいはダメでしょ?」
娘「ダメじゃない!」
自分「それは良くないことだよ!」
娘「良い!」

こんな会話を繰り返した後、何だかバツの悪そうな顔をして去って行った。

何だかその会話が気になっていたので、あめ菓子を買っておいた。

これをあげたらどんな反応をするんだろう?
こんなものでも喜ぶのかな?(食べたことないので味も分からないし、安物(50F(約12円)))
昨日、金くれって言ってたから、もしかしたら喜ばないんじゃないか?
もしかしたら今日誕生日じゃないんじゃないか?(自分のフランス語力が原因で理解できなかった!?)

変な不安を抱え、今日ブイーユを売りに来た時に渡してみた。

自分「Bon anniversaire!(誕生日おめでとう!)」
娘「Merci!(ありがとう!)」

本当にうれしそうで、こぼれんばかりの満面の笑みを浮かべ、お母さんにもすぐに報告しに行った。

ものをもらえたことがうれしかったのか、祝ってもらえたことがうれしかったのかは分からない。

でも最高の笑顔を見ることができて、なんだか自分も気分が晴れやかだ。

ブイーユ娘.JPG






といい話で終わるつもりだったが、昼前にまた娘が来た。
娘「Donnez moi 50 F!(50フランちょうだい!)」
自分「どうして?プレゼントあげたでしょう?」
娘「ご飯を買うから。」
自分「お金はあげられないよ。」
娘「・・・。」

この人はものをくれる人だと思われたのだろうか?
もしそうならば、今回の「あめ菓子作戦」は失敗だ。
難しいなー。
posted by 赤石 at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月29日

来る人、帰る人

先日、20年度2次隊の12名が新たにベナンにやってきた。
もう来たのか!?
それくらいベナンに来てからの3か月は早く、そして自分の成長が実感できないでいる。
確かに生活には慣れたけど、フランス語の力はほとんど上がっていないような気がする・・・。

他の国に派遣されている隊員の様子を聞くと、すでに学校に入って授業を受け持ったりしている。
今の自分に果たしてそれができるだろうか?
そして今それに代わる何かをすることができているだろうか?


そして今日、任期を終えた先輩隊員達がベナンを発った。
みんなどういう心境なんだろう?


3か月ごとに出会いと別れが繰り返される特殊な環境。

完全に「ところてん」状態。

でも全く違う世界で生きてきた人たちと接することで、とても刺激を受けるし、勉強にもなる。

このいろいろな人たちのと出会いは、自分にとって大きな財産になるだろう。

でもそれだけでは帰りたくない。

それ以外にもたくさん財産を作って帰りたい。

それもすべて自分次第。

楽しみながら、少しずつ積み重ねよう。
posted by 赤石 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月27日

ナチティングー出張

22日〜27日の間、配属先主催の教員研修視察のため、ナチティングーに行ってきました。

ナチ地図.jpg

ナチティングーまではコトヌーからバスで約9時間。
ボコボコの道も多々ありましたが、ベナンにおいては奇跡的なクーラー付きのバスなので、結構快適な道のりでした。
普段生活している南の方は平地で山などは全くないのですが、北の方に行くにつれ山が見られるようになったり、バオバブの木が見られるなど植生が変わったりし、とても興味深かったです。
到着したナチティングーは山に挟まれ自然がとても美しく、日本の田舎のような感じです。

ナチ.JPG

今回の研修はベナン全国の教員の希望者の中から選ばれた約150人の研修。
年によって行う教科も変わるらしく、自分が参加したSPCT(科学、物理、化学、技術)の教員は20人強でした。
研修は2週間行われ、宿泊費や食費などは国から支給の上、給料まで出るという研修。
そして自分たちの研修視察の目的は、
@配属先主催の全国規模の教員研修の現状を知る。
A来年度の研修に、自分たちの活動を組み込むことができるかどうかを探る。
B全国の教員との関係を作る。
です。

さていよいよ研修に参加。
研修は各教科の講義などだけでなく、全体講義や講演会などもあります。
自分たちはちょうど全体講義から参加したのですが・・・

残念ながら自分はフランス語力不足のため、ほとんど内容が分かりませんでした・・・。
これは教科ごとに分かれた時の講義でも同じこと。
もっと頑張ってフランス語を勉強しないといけないと強く思いました。

ただ幸いなことに、自分が参加したSPCTには講義だけでなく、技能の時間もあります。
というのも、ベナンでは近年指導要領が変わり、生徒中心の授業を行っていこうとしており(今のところ現実はかけ離れているようですが)、SPCTでは黒板を使っての講義ばかりでなく、実験活動を取り入れていこうとしているのです。
実験活動は言葉が多少分からなくても、やっている内容は分かります。
行っていた活動は、グループに分かれて「水位センサーの作成」「卓上ランプの作成」「貨幣天秤の作成」です。
先生たちも実際に手を動かして活動をしたことがあまりないのか、完成した際には本当にうれしそうな笑顔を見ることができました。

ナチ実験.JPG

しかしながら問題もたくさんあります。
これまで自分たちが実験活動などを行ったことがないせいか、応用力がないのです。
例えば・・・
完成したランプをつけていると、ぐるぐる巻きの束になったコードからものすごい熱が発生しました。考えれば原因も分かるようなものですが、こちらがアドバイスをするまで誰一人として分かりませんでした。(さて原因は何でしょう?)

また技能面にも問題があります。
この実技の時間中に煙が3回出て、1回はコンセントから火が噴きました。
これを生徒がいる授業中に行ったと考えると、恐ろしくなってきます。

これまで勉強してきた知識があっても、やはり実技の経験がないと難しいものなのだと痛感しました。
また今後の自分の活動の方向性の参考にもなったような気がします。


そして夕方にはなぜかサッカーが行われました。
そんなことは聞いていなかったので運動する準備など全くしていなかったのですが、自分もSPCTチームとして参加。
何日かかけて予選、トーナメントを行い、決勝戦まで進出しました。
(自分は準決勝と決勝だけ参加)

準決勝までは普通だったのですが、決勝はなぜか本格的。
両チームのためにユニフォームまで借りてきたり、なぜか教育大臣まで見に来たりしました。
そして優勝トロフィーまで用意されていました。
試合前にはセレモニーを行い、お偉いさんのポケットから札束が出てきて、それが賞金になるという。(額はあまり多くありませんでしたが・・・)
ベナン人大盛り上がり。
結果は優勝!
まわりが自分より年上ということもあり、活躍することができました。
おかげで研修中は知らない人からも「TAKUYA!」と呼ばれるようになり、こういう力は本当にすごいなーと思いました。

ナチサッカー.JPG


最後に・・・

研修参加前、予定されていたタイムテーブルを見て、充実した研修だなと感じていました。
しかしながら実際に参加してみると、いろいろな面が見えてくるものです。
例えば「時間」の問題。
予定時間に当然のように講義が始まらない・・・。
8時開始予定なのに、教室が8時半まで開かない・・・。
先生が9時半まで来ない・・・。
始まっても講義の内容がいい加減・・・。

国のお金を使っての研修。
本当にこれでいいのか?

でも今回の研修視察の目的は達成できたような気がする。
研修の現状が分かった。
これから1年間、配属先と打ち合わせをしていけば何かができそう。
そして何より先生たちとのつながりができた。(サッカーのおかげですが・・・。)

そういった意味では充実した研修視察だったと思います。
posted by 赤石 at 23:59| Comment(3) | TrackBack(0) | 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月17日

時間にルーズなベナン人

ベナン人は時間にルーズだ。
待ち合わせをしていても、その時間にはたいてい来ない。
仕事は8時からだけど、8時に行ってもほとんど誰もいない。
ベナン人がルーズなのか、日本人がしっかりしているのか分からないが、これがここでは普通。
他の国の話を聞いていても、時間にルーズだというので、日本人が特別なのかも・・・。

こちらに来た当初、ベナン人に日本人の勤勉さを見せようと、絶対に時間に遅れず来ようと思った。
でも現実として最近職場にたどり着く時間が遅れている・・・。
別に寝坊をしているわけではない。
普通に歩いたら20分かかる道のりを、倍近くの時間をかけて楽しむようになったからだ。

すれ違う人、店を出している人、いろいろな人とあいさつ。
職場までの道のりでいつも待ち構えている子どもたち。
そして現地語であるグン語を教えたがるおばちゃん。

そんなこんなで時間がかかって、最近職場に着くのが8時を過ぎることが多い。
(まあそれでも他の人は来ていないのだが・・・。)
時間がかかるのなら、その分早く家を出ろよ!と思うが、それは日本人的発想なのかもしれない。
そしてそんな空気に軽く流されている・・・。
(これでいいのか?俺!)

でも毎日歩いて、乗り物に乗っていては見られないものを見て、いろいろな人とコミュニケーションをとって・・・。
今の日本人が忘れている豊かさがあるのかもしれない。
そしてそんな毎日がとても心地よく感じている。

シェメンとドナ.JPG

毎朝通り道で待ち構えているガキンチョたち
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2008年09月15日

新学期開始!?

今日からいよいよ新学期開始!

のはずだった・・・。

毎年のことのようであるが、新学期が始まるのが遅れていく・・・。
ちなみに今年は10月6日に変更らしい。
本当に始まるのかどうか疑問だ・・・。

ちなみに職場の人たちは、今日からナチティングーという北部の町に研修に出かけました。
本当ならば新学期が始まっている時期に教員研修を組んでいること自体がおかしいのでは!?

この研修は2週間続くので、来週は参加させてもらう予定になっています。
自分にとって初めての研修会。
そして初めての北部の町。
とても楽しみです。
posted by 赤石 at 23:59| Comment(7) | TrackBack(0) | 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月11日

全国大会

今日から家の隣の高校で、工業高校の全国大会が始まった。
様々なスポーツが行われるのだが、観に行ったのはサッカー。

まず驚いたのはグラウンド。
雑草ボウボウ、土の部分は砂場状態。
ボールが普通に転がっていかない。
ビーチサッカーか!?

そして技術の低さ。
ボールの扱いが下手なわけではない。
身体能力も日本の同年代に比べてはるかに高い。
でもロングキックやシュートが恐ろしく下手である。
ベナンに来てから小さい子がサッカーをしている姿を毎日見る。
明らかに日本の子どもたちより始めるのが早い。
でも日本の子どもたちの方が上手だろう。
これはたぶんベナンの現状がそうさせていることだと思う。
アフリカ全般でそうだと思うが、まずボールがない。
あっても大人数にベコベコのボールがひとつという状態。
これでは個人的に練習したくてもできない。
小さな広場でブロックをおいてゴールを作る。
ロングキックを蹴る機会はない。
大きなゴールへシュートする機会もない。
こういう状況がおそらく中学、高校くらいまで続くのであろう。
アフリカのチーム全体が伸びてこない原因はここにあるのかもしれない。
アフリカで強いガーナやナイジェリア、コートジボワールなどは、アフリカの中では先進国。
そういった環境が他の国に比べたら整っているのだろう。


まあ今回は全国大会と言っても、工業高校は全国に4つしかないらしいので、予選はない。
レベルが高いわけないか・・・。

でもそんな中で驚いたのが、主審が女性であったということ。
日本でも女性審判が出てきているが、ベナンで見られるとは思わなかった。

ベナンでは女性が上の方の役職に就いているということもよくある。
途上国ではあるが、そういった意味では先進的な、柔軟性のある国なのかもしれない。

リセテクニック.JPG
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2008年09月07日

ワールドカップへの道

ワールドカップ予選をスタジアムに観に行った。
「ベナンVSアンゴラ」
実は今日の試合はとても重要。
アンゴラとのアウェー戦はベナンの負け。
現在同点で首位にいるが、今日の試合に負けてしまうと首位転落し、残り1試合がルワンダとのアウェー戦。
2次予選進出が厳しくなる。
でももし今日の試合に勝つことができれば、2次予選進出が決定する。

スタジアムに着くとものすごい人、そしてものすごい数のバイク。
入るのに並んでいると警察や憲兵隊が、「携帯に注意して!」と至る所で声をかけている。
携帯の盗難が頻発しているらしい。

ベナン人の友達と一緒に行ったのだが、自分たちのチケットは1000フラン(約250円)の席。
入口が指定されていたのでその入口に行った。
そしたら何と扉が閉まっている!
友達「何で閉まってるんだ?」
警察「観客がもういっぱいなんだ。」
友達「何でだ!このチケットはここの席のやつだろ?」
警察「でももういっぱいなんだ。あっちの扉にまわってくれ!」

納得がいかなかったが違う扉へ。
そうしたら何とそこでも同じ状態!
友達も周りの客も怒りが爆発寸前!
扉の所に3〜4人の警察がいたけど、みんなで力ずくで扉をこじ開け中へ流れ込んだ。
(自分ひとりだったら入れなかったかも・・・)
でもそこは500フラン(約125円)の席。
チケットを買っていてもそこに入れないっていうのはどういうことだ!?
そしてそこでも場所はなかったけど、何とか最前列に場所を見つけて座ることができた。

スタジアムの様子はというと、席という席はなく、コンクリートの階段にみんなが座っている感じ。
そして客席からグラウンドに入れないようにフェンスと有刺鉄線が張ってある。
大切な試合ということもありスタジアムは満員状態。
すさまじい熱気が伝わってきた。

試合が始まると何とベナンがすぐに先制。
会場は大盛り上がりだったが、すぐに1点を返される。
内容はベナン劣勢。
これはあぶないかなと思っていたところで、何とか前半終了。

そうしたらハーフタイム中、ゴール裏になにやら怪しい動きをしている人たちが・・・。

グリグリ.JPG

そう「グリグリ」です。

「グリグリ」とは・・・
ヴードゥー教の儀式のひとつで呪いの一種。
日本でいう呪いのわら人形のようなこともするらしい。
ベナン人は真剣にこれを信じている人が多いらしく、グリグリをかなり恐れているらしい。
かわいい名前とは裏腹に、とっても恐ろしいものなんです。

そういえば前半から、
「裸で数珠のようなものを持ってうろうろしている人」
「白い粉だらけになっている人」
「猿やゴリラのぬいぐるみを持って、天にかざしながら応援をしている人」
いろいろな怪しい人がいた・・・。

でもその効果!?があってか、後半は敵のシュートが2本ポスト、そして点が入ってもオフサイドというラッキーさ。
周りの客に「これはグリグリの効果か?」と聞いてみると、みんな大喜びで「そうだ!」と答えてくれました!

それにしてもホームアドバンテージというものはすごい!
後半アンゴラがゴール裏でアップをしていただけで、すごいブーイング。
袋の水や缶ビールなどいろいろなものが飛んで、警備員がアンゴラ選手を他の場所に追いやった。

相手.JPG

それに対してベナン選手。
アンゴラのユニフォームと同じ色を着て、悠々とゴール裏でアップ。

味方.JPG

大切な国際試合なのにこれでいいのか!?と思ってしまいました。

グリグリの効果があってか、結果は3対2でベナンの勝利!
何とか2次予選進出です。
目指せ、ワールドカップ初出場!

観客.JPG
posted by 赤石 at 23:59| Comment(4) | TrackBack(0) | 生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月05日

最終報告会

今日はもうすぐ帰る先輩隊員たちの最終報告会が行われました。
どの先輩の発表からも努力と苦悩、そして達成感が感じられました。
そしてそのひとりひとりの発表から勉強になることがたくさん。

「同僚でなくても人脈をつくって巻き込んで活動をする。」
「自分が活動をすることで、ベナン人同士のつながりもできる。」
「情報は待っていてもやってこない。」
「他の機関にも情報発信を。」
などなど。

仕事を始めたばかりで、何ができるか模索中の自分たちにとって、今後の活動の参考にしたいことばかりでした。

そして自分が帰るときに先輩たちのように充実した報告ができるように頑張ろう!
posted by 赤石 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | JICA行事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月02日

できること、できないこと

今回は仕事の話をほんの少し。

自分の所属先は教育省。
日本で言うと文部科学省のようなところ。
そして一緒に活動をしているのが、理数科におけるベナンのトップの人たち。
たかが教員経験4年の若造が、こんなところで活動をしています。

そして今、この人たちがとてもやる気になっています。
でも話し合いを進めていく度に感じるのが資金面での問題。
やる気になっていても資金面で問題があるから、協力隊員を頼る。
資料を印刷するお金だけでもばかになりません。
でも協力隊は基本的に技術協力。
専門家が入ったりしないことには大きな資金を動かすことはできないんです。

ここに能力面、資金面、様々な面において、自分に「できること」と「できないこと」の葛藤があります。

でも理数科教育を向上させるためにできることは、他にいくらでもあるはずです。
だからこれから資金に頼らなくてもできる、自分なりの活動を探していきたいです。
その結果ほんの少しでもベナンの教育改善に貢献できたら良いかなと思っています。

会議.JPG

理数科会議後。代表者たちを集めて話し合いをしました。(残念ながら自分はほとんど居ただけです。)
posted by 赤石 at 23:59| Comment(3) | TrackBack(0) | 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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