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2010年02月09日

部屋に迷い込んでしまった鳥の運命

朝起きて実験指導書の作成のために学校へ行こうとしたら、家の裏が騒がしい。
何と家の裏にあったバオバブ(見た目はバオバブとは思えないが、現地の人はそうだと言っている)から出火して、今朝倒れてしまったらしい。

倒れたバオバブ.JPG

樹齢400年のバオバブ。
現地の人にとってどういう存在だったのかは定かではないが、他の場所に立っている大きな木は、神聖な存在となっている。
自分も大好きだったこの木。
屋上からの景色がガラッと変わってしまった・・・。

ビフォー

ビフォー.JPG

アフター

アフター.JPG

そしてこの日は8:00から14:30まで指導書の仕事をして、その後職場の上司の家へ。
昨日、上司に「タクヤ!家にla bière de la racine(根っこのビール)があるぞ!飲みに来い!」
と言われていたのである。
根っこのビールだからフィジーとか大洋州にあるカヴァのようなものかなと思って行ったら、それは中国ビールだった・・・。
どうやら「la bière de la chine(中国のビール)」だったらしい・・・。
フランス語はやっぱり難しい。(まあ自分の聞き間違いだが・・・)

中国ビール.JPG

それにしても中国ビールがとてもうまく感じた。
上司の話ではベナンのビールはトウモロコシから作られているらしい。
つまり、日本的にはこれまで飲んでいたものはちゃんとしたビールではなかったのだ!
これまでも「日本のビールの方がうまいなー」と思っていたが、その理由がはっきりした。
確かにベナンではトウモロコシは採れるが、麦は採れない。
よく考えたら当たり前の理由だった。


そしてしばらく飲みながら上司としゃべっていると、いきなり部屋から鳥が飛び立った!
昼間に迷い込んだんだろうなーと思っていると、上司が「タクヤ!捕まえるぞ!」と言って、玄関のドアを閉めてしまった。

そしてここからが衝撃だった・・・。

捕まえて渡したら、すぐに台所へ向かって鍋に入れて、火にかけてしまったのだ!
ビールのつまみにして食べるのかと思ったが様子が違う。
部屋に鳥の羽が落ちていないか真剣に確認している。

ベナンでは秘密結社が鳥に忍び込んで部屋に入ってきて、1度目は病気をまき散らしに、2度目は殺しにくると考えられているらしい。
羽も部屋に残っていてはいけなくて、見つけたら一緒に焼かないといけないらしい。

途中で家に帰ってきた奥さんも、最初は「火事になるでしょ!!」と怒っていたが、鳥がいたということを聞いて納得。
そしてめちゃくちゃ怖がっていて、上司と真剣に話をしていた。

奥さん「エリザ(娘)には言うのやめましょ!怖がって家にいられないわ!」
上司「そうだな。絶対に言うなよ!タクヤもだぞ!」

結局鍋の中の鳥は、真っ黒の炭になるまで焼かれてしまった・・・。

灰となったトリ.JPG

周りに若干飛んでしまった灰を鍋に戻す二人。

拾う.JPG

この灰は紙に包んでしばらくの間隠しておくらしい。
もしその辺に捨てたら、そこからまた復活するらしい・・・。

そしてベナン人の身体に細かくつけられている傷には、秘密結社対策で、このような灰が塗りこまれているらしい。

日本人が聞いたら「鳥が部屋に迷い込んだだけなのにかわいそう。」と思うだろうが、こっちの人たちはそれを真剣に信じている。
上司のような教育省で勤める知識人でもである。

土着の文化というのはすごい・・・。
posted by 赤石 at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
すげえ〜ベナンだな〜

亀はここまで土着はないな〜!!

恐るべし!!

今度はのんびり呑んで話そうね〜!!
Posted by かざまん at 2010年02月17日 05:35
→かざまん
ベナンにはカメルーンみたいに見どころはたくさんないけど、文化面は面白いかもしれないね!
帰国まであと3週間になったったね。楽しみにしています!
Posted by 赤石 at 2010年03月01日 09:06
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